3Dモデルの生成AI使ってみた

Blender 4も5もすぐに落ちてしまう。いよいよPC買い替えないといけないかもしれない。けどメモリ高すぎてつらいです。

インワで生成AIのおすすめを聞いたので、アカウント登録してみました。試しているうち、ほかのツールはどうなんだろと疑問が出てきたので、さらにいくつか試したときのメモです。備忘録みたいなものなので、サービスの厳密な比較とかではありません。なので、興味のある方のみお読みくださると幸いです。

目次

今回使った3Dモデル生成ツール

今回使ったのは、Rodin、Meshy、Hitem3D、Tripo3Dの4つ。今回はとりあえずアカウント登録してフリープランの状態で使っています。

ChatGPTの一言評価をそれぞれ載せておきます。
– Rodin 👉 “バランス型で、最終クオリティが一番安定。”
– Meshy 👉 “仕上げ最強。商品化するなら絶対通る場所。”
– Hitem3D 👉 “アニメキャラ作るなら最強。ロマンの塊。”
– Tripo3D 👉 “速い・便利・雑。試作向き。”

Meshyが高評価みたいです。Hitemはロマン枠、Rodinはバランス型、Tripo3Dは雑という評価だそうです。

何を3D化するのか?

今回は1枚絵からのキャラデザインで検証することにしました。Blenderでみつくりちゃん(坊主)のスクショをとって、Nano Banana 2.5で髪の毛と衣装をつけてもらったものを素材にしています。

みつくりちゃん坊主状態のスクショ(Blender)
Nano Bananaで髪と衣装を作ってもらった
ついでにポーズもつけてもらった

いい感じに作れる「Rodin」(ロダン)

出力したモデルをBlenderにインポート。10万ポリゴン

入力に使った画像から顔が一番きれいに作れたのがRodinでした。

多機能です。テキストから生成、シングル画像/マルチ画像からの生成、リミックス、画像生成、それからコントロールネットを使って領域やボクセル形状を指定して生成する機能などがあります。今回はシングル画像からの生成だけ試したので、全容を把握できてません。

画像からの生成はGenerate→モデル確認→テクスチャ生成→テクスチャ確認といろいろボタンを押す必要があります。

四角形メッシュと三角形メッシュを選べたり、メッシュの精度を変えたり途中で設定を変えたりできます。ただし初見ではなかなかわかりにくいUIです(四角形メッシュはフリーでは18000固定)。

プレビューまでは無料なのでいろいろな生成を試せるのはうれしい。

obj、fbx、glb、usdz、stlで出力可能。Belnderやほかのツールへ直接送るアドオンが用意されている。Sketchfabで公開することもできるっぽい。

fbxで出力するとzipファイルにPBR用のテクスチャも保存されていた。あとで加工したいときは便利かも。テクスチャファイルが独立して出力されるのはRodinだけでした。

実際のポリゴン数はBlenderにインポートするまでわからない。作例は10万ポリゴンくらい。

初期クレジットは30(だったと思います)。1回の生成で0.5クレジットしか使わないのでたくさん作れる遊べる。

テクスチャがきれいで出力も安定している印象。リメッシュがないので後工程は必要だけど、いろいろ試したくなります。また「おすすめ」に掲載されているモデルがみんなきれいで、ポテンシャルの高さをすごく感じます。でも月額料金が一番お高いのですよね(4500円)。

「Meshy」(メシー)はサブスクが必須です

フリープランで使えるMeshy-4

画像生成、モデル生成だけでなくリメッシュ、テクスチャ生成、リグ(アニメーション)と機能がたくさんあります。

フリープランでモデルをダウンロードするにはMeshy-4を使う必要があります。より高性能なMeshy-5、Meshy-6 Previewでも生成できますが、エクスポートするにはプロ以上のサブスクリプションが必要です。

フリープランは毎月100クレジットもらえる。月に10回までMeshy-4モデルをダウンロード可能。初期クレジットは300もらえます。

著作権を全面的に放棄してCC0状態でモデルを公開すれば50クレジットもらえる(クレジットが足りなくなったら共有すればOK的な)

モデル生成では写真からプロンプトを生成する補助ツールがなかなか便利。

Aポーズ、Tポーズでキャラクターを生成し、リグとアニメをつけることが可能。

ちなみにMeshy 6 Previewで生成されたモデルはポリゴン数が100万以上になる。リグをつけるには30万以下に抑える必要があるので、リメッシュがほぼ必要(フリープランは10Kのみ選択可)

Meshy 6 Preview。Meshy 4よりきれい
リグ付けまでやってみたけど、全然うまくいかなかった

Aポーズ、Tポーズ作れたり、リグ付けしたり、キャラの生成に強いイメージ。Meshy-6 Previewは顔もきれいに作れている。またリトポ機能が優秀。ただ、プリープランでは試せない機能も多くて、最新版をきちんと評価するにはサブスク登録が必須です。Meshy 4だと微妙な結果しか得られなかったのが残念。

可能性を感じるロマン枠「Hitem3D」(ハイテム3D??)

ロマン枠のHitem3Dは、生成されるモデルがかなりハイポリ。3Dプリンタで印刷するデータを作成するのに向いてそう

初期クレジットは100。生成に必要なクレジットは解像度によって異なる。最低5クレジット(512p3)。テクスチャを生成すると+10クレジット。

使い方はシンプル。画像を入力して解像度を選んで生成ボタンを押すだけ。テクスチャを生成する/しないを選べる。テクスチャはあとから生成できるので、最初はオフのまま生成すると無駄にクレジットを消費するのを防げます。

複数画像からの生成もフリープランで利用できる

複数画像(正面、後ろ、左右の側面)からモデルを生成することも可能。

解像度によって生成されるモデルの精度が異なる。512P3だと約50万ポリゴン、1024P3だと約100万ポリゴン、1536P3は約200万ポリゴンでした。

出力はglb、obj、stl、fbx。再生成が3回まで可能。テクスチャは4Kで出力される。

リメッシュ機能がないのでリトポやほかのツールでリメッシュする必要がある。1536P3以上は200万ポリゴンを超えるので、3Dプリンタを使う場合でもリメッシュが必要になりそう。

SNSなどで共有し、リンクを通して誰かがアカウントを作成すると10クレジットもらえる(1日にもらえる最大クレジットは50)。

今回は入力画像の解像度がそれほど高くなかったせいか、1024P3でも微妙な結果に。でも出力例を見てるとどれも高精細で可能性をすごく感じる。3Dプリント用途に向いていそう。Blenderで何かしたり、仮想世界へ持ち込む場合はリトポやリメッシュが必要なので、これ1つで完結できないのがデメリット。最初に選ぶツールとしてはおすすめできないかも。

全身の仕上がりがあんまりだったので、別の画像を使って作り直したのがこちら。正面と横顔、後ろの画像を入力して生成。いいですね。ロマンを感じます。ちなみに顔専用のポートレイトモードというのも別にあります(40クレジット必要)。

変なところもあるけどかなり高精細!

無難な仕上がり「Tripo3D」(トリポ3D)

つるっとしたモデルができた。リトポして約11500ポリゴン

初期クレジットは300。フリープランでも毎月300クレジットもらえる。ただし、サブスクに登録しないと利用できない機能も多い。

モデル生成に15クレジット、テクスチャ生成に10クレジット必要なので、300クレジットだと10モデルは作れそう。

画像生成またはテキストからの生成が可能。リトポやテクスチャ生成、リギングが可能。

fbxでエクスポートした場合テクスチャが埋め込まれるので加工するには取り出す必要がある。

生成直後は100万ポリゴンだった。キャラの造形はなんか思っていたのと違う

チャッピーが速いけど雑と評したのもなんとなくわかる。けど洋服はちゃんとできている。ぴったりはまるものがあれば、割といいものが作れる気がする。でも少しのっぺりしている。解像度が足りない印象。

リメッシュ、リグなど機能が充実している。出力はSTLだけでなく3MFにも対応していて、3Dプリント用途にもいい感じ。マルチカラーで出力したいなら注目です。

サブスク費用を比べよう

最後に有料プランの料金をまとめました。有料プランが複数ある場合は、個人向けの安いほうを表に載せています。年間プランは20%割引になりますが、約27000円〜43000円かかるので、入っても月額プランで様子を見るって人が多そう。その場合の相場は3000円〜4500円です。どのサービスも最初の月は半額になります。

無料プランでも毎月クレジットをもらえるところ(Meshy、Tripo3D)は、無料プランのまま使えますが、制限もやたら多い。Rodinはクレジットを割高だけで追加で購入可能。Hitem3Dはシェアしてユーザー登録に貢献できればクレジットを回復できます。

無料プランの注意点は、生成データがCC4.0で公開される点です。ほかのユーザーから見られないようにする「プライベート」機能を利用するにはサブスク登録する必要があります。

また入力に使った画像を学習から外すオプトアウトがあるかどうかは今回調べることができませんでした(というか、ないっぽい?)。規約を見てもそのあたりがはっきりしないので、機密性の高いデータなどは利用しないほうがよいのかなと感じました。

サービス名個人向け有料プラン無料プラン備考
Rodin月額プラン:30ドル(最初の月は15ドル)
年間プラン:288ドル
1.5ドルで1クレジットを購入可能有料プランは7日間の試用期間付き
有料プランは毎月30クレジット
Meshy月額プラン:20ドル(最初の月は10ドル)
年間プラン:182ドル
毎月100クレジット
毎月10回ダウンロード可能(Meshy-4)
ペイパル対応
有料プランは毎月1000クレジット
Hitem3D 月額プラン:19.9ドル(最初の月は9.9ドル)初回100クレジットサブスク登録ユーザーは20ドルで1000クレジットを購入可能
有料プランは毎月1000クレジット
ペイパル対応
Tripo3D月額プラン:19.9ドル(最初の月は9.9ドル)
年間プラン:191.04ドル
毎月300クレジット
毎月15回ダウンロード可能
無料プランでは利用できない機能がけっこうある
有料プランは毎月3000クレジット

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます。こういう記事はできたらAIで書きたかったです。

ところでRodinとHitem3D、Tripo 3Dは中国系、Meshyはカリフォルニアに拠点をおくMeshy社が提供しています。ここまで書いてきてなんですが、サブスク登録になると個人情報を登録しなければなりませんし、登録しなくてもアップロードする写真が永続的に学習に使われる可能性があるなど、サービスを利用する際は便利さとプライバシーや権利やらをトレードオフしなければならないことがよくあります。

なので、利用する際は十分注意することを個人的におすすめします。個人を特定できるような写真をアップロードしないのはもちろんですが、どういうリスクがあるか最初にしっかり把握しておく必要がありそうです。不安ならChatGPTとかに利用規約を読んでもらうといいと思います。

ただ、実際使ってみるとめちゃめちゃ速くて便利です。生成物をベースに自分で仕上げるとか制作フローを確立できれば時間とか手間とかコストとかいろいろ節約できて、強力な選択肢になると感じました。

機会があればまた続報なんかも残したいと思います。ではでは!

今回の生成物。左からMeshy、Hitem3D、Rodin、Tripo3D
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